2011年12月1日木曜日

iPad 2購入でiPhoneの連絡先が壊れた…ということで、連絡帳のバックアップ講座!

iPhoneの連絡先が壊れていることに気がつかないでしばらく使っていました…
連絡先の名前だけは消えず、番号やメールアドレスなどの情報が全て消えていた。
消えずに残ったのもあったが、それらは名刺読み取りアプリなどを使って間接的に連絡帳にはいっていたものだ。
つまり、プライベートの連絡先はほぼ全滅だし、仕事関係のものもかなり失ってしまった

何時間も使ってデータ復旧を試みたが結局無理だという結論に。
まさかiPhoneの設定をいじったりOSをアップデートしたわけでもなく、iPadの設定をしていただけでiPhoneの連絡先が消えてしまうとは想像もしていなかった。

というわけで、今回は私が身をもって経験したことを読者に繰り返させないため、iPhoneの連絡先が消えてしまった原因や、iTunesがバックアップを取る仕組み、復旧方法、そして連絡先をなくさない為の今後の対策を書いていこうと思う。



iTunesに任せない、自分でするバックアップ、ホント大事です。パソコンにいつもiTunesでバックアップとってるから安心、と私も考えていましたが、甘いです。

自分の連絡先を復活させるためにいろいろ調べましたが、iTunesのバックアップや同期のシステムはアホなんです。
だから、自分でしっかり対策しておかなきゃダメなんだよ…。


連絡先が壊れた原因だが、iPadを初めてパソコンと繋いだときにiPhoneの連絡先をiPadに取り込み、おそらくこの時に連絡先が破壊されていた。そして私は、それをitunesで同期してしまった。
iPadがiOS5.0.1だったのだが、運悪くまだ不具合の多いこのOSに連絡先を破壊され、さらに破壊された連絡先をiTunesとiPhoneに同期させてしまったのだ。

連絡先の同期はOutlookでとっていたのだが、こちらも同様に破壊されており、そこにiPhoneを繋いだ時にiPhoneにも壊れた連絡先が流れ込み上書きされてしまったのだろう。


これは
一つのパソコンで複数のiOSデバイス(iPhone、iPad、iPod touch)を使っている人には誰にでも起こりうる。というか、デバイスごとに違う連絡帳を入れていたとすると、同期の設定をミスるだけで片方の連絡帳がなくなることも十分ありえる。
被害報告もでてるし、おそらくiCloudで複数のデバイスをつないでも同じことが起こるだろう。


コンセプトから見なおさなきゃいけないレベルの欠陥だと思うが、とりあえずそうなってるものはしょうがない。

私の場合は、「連絡先も他の情報もすべてパソコンでバックアップを取ってるから平気」と思い込み、対策を怠ったのが間違いであった。


iTunesはたしかにバックアップを取ってくれるのだが、“常に不可逆の上書き保存”であるため、過去にとったバックアップから復元するということができない。つねに、一番最近とったバックアップからしか復元できないのだ。

アプリの購入・ダウンロード情報とアプリのデータはAppleが保存しているため、パソコンの中やiPhoneの中でいくら壊れようがアップルストアにアプリがあるかぎりはダウンロードし直せるが、連絡先が壊れてはどうしようもない。
まぁ、アプリもアプリ内データが消えたり、アップルストアから入手不能になったり、バージョンアップで気に入っていたバージョンがダウンロードできないなどの問題があるかも知れないが、iPad、iPhoneを仕事に使う我々にとってはそんなに重要なことじゃない!
そしてそのシステムを考えると、アプリをロストする可能性は連絡先をロストする可能性よりずっと低いと思われる。それでもアプリもバックアップしておきたいという人のために、一応次のページに手動バックアップ方法を書いておく。


パソコン側の同期先であるOutlookの連絡帳データの復元も試みたが、バックアップを保存していなかったため、無理だった。

ちなみに、Macを使用している方なら、Time Machineという素晴らしいプログラムがデータ更新の度にバックアップを取ってくれるので時を遡っての復元が可能だそうだ。(上書き保存する度に元データとの差分を保存するため、極少スペースしか使わずにデータ更新の度に復元可能ポイントが作成され、いつでも好きなポイントに復元できる。。。のだと思う。私はWindowsユーザーなので、詳しく読み込んでない。)


次のWindowsには同様のシステムが実装されると噂されているが、まだそんな気の利いたことをしてくれてはいない。



・・・と、前置きが長くなったが、結論を言えば、結局自分でバックアップを取るしかないのだ
現時点では、少なくともWindowsユーザーにとって、Appleにバックアップを任せず自分でもバックアップを作ることは必須である。私もそう痛感したし、ほかの情報サイトでも同様の見解である。


さて、その方法だが、

iTunesで取ったiOSのバックアップファイルを強引に全て手動で保存する(一番下に書く)という方法もあるが、一回のバックアップで何GBも容量も食うし、面倒だしであまりおすすめの方法ではない。


そこで使うのがこのアプリ。


連絡先バックアップ(2011/12/3現在250円。安い!前から買っときゃ良かった!)

件数制限ありの無料版もある


これは、無料オンラインストレージ(クラウド)であるDropboxに連絡先のバックアップを簡単に作成してくれるソフトだ。
Dropboxは私たち仕事ユーザーにとっては必須アイテムなので、持ってない人はすぐアカウントを作りダウンロードして欲しい。
Dropboxについては次の機会に詳しく書くとするが、Dropboxはバックアップの保存する上で最高の条件が揃っている。
大切なファイルを削除してしまったり、誤って上書きしてしまっても、データを元に戻せるのだ。
たぶん上に書いたTime machineと同じ仕組みだろう。


そしてドロップボックスは普段から使い慣れているPCの通常フォルダと同様に使え、iPadやiPhoneなどの他デバイスや他PCの間で簡単にデータ共有が行えるものなので、各デバイスのローカル(オンライン上ではなく、デバイスやPC自体)にもデータは保存されている(一つのデバイス上でファイルを消したり上書きすると、すべてのデバイス上のファイルが同様に削除・更新される。ただし、オンライン上にはデータが残っており、Webサイトからアクセルすると復元できるのだ!)。









さて、ここからは個人的にあまり必要性を感じていないアプリのバックアップととiTunesでとったバックアップファイルを勝手に上書きされないように手動で強引に保存する方法を記載する。


まずはアプリのバックアップだが、アプリケーションのデータは全て.ipaという拡張子で下の場所に保存されている。

Macの場合
HOME/ミュージック/iTunes/Mobile Applications/

Windowsの場合
C:\Documents and Settings\ユーザー名\My Documents\My Music\iTunes\Mobile Applications

又は
C:\Users\ユーザー名\Music\iTunes\iTunes Media\Mobile Applications

環境によって多少違うかもしれないので、見つからなかったら「.ipa」や「Mobile Applications」でファイル検索をして欲しい。

この.ipaファイルをどっかにコピーペースト保存しておけばいい。
PC内の別のフォルダや外付けドライブに保存するのもいいが、Dropboxに入れとくのが最も安全だろう(容量が足りればだが)。



さて、次はiTunesが作ってくれるバックアップファイルを上書きされないようにバックアップ保存する方法だが、これもアプリのバックアップと同じで、ファイルを見つけてそのままコピーするだけだ。

保存場所は、


Windows XP の場合:
c\Documents and Settings\[ユーザー名]\Application Data\Apple Computer\MobileSync\Backup\
Windows Vista および Windows 7 の場合:
c\ユーザー\[ユーザー名]\AppData\Roaming\Apple Computer\MobileSync\Backup\
例のごとく、環境によって多少場所が違うかも知れないので、見つからなかったら「Mobilesync」で検索しましょう。というか、最初から検索したほうが早いかも知れない。
このバックアップフォルダに入っている訳の分からないフォルダをどこかにコピーすれば、バックアップが取れたことになる。
オリジナルと同じフォルダに名前を変えておいて置くのもありだと思う。
ちなみに、確実にDropboxの無料容量である2GBは超えてくるので、お金を払わない限りDropboxは使えない。







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